農業の国際化 3

日本は世界最大の農産物輸入国であり、国内食料市場が日本ほど開かれている国はないといっていいでしょう。


この点は、アメリカへの主要農産物の輸入が、ウェーバーにより国内消費の数%に抑えられているのと比べると、大きな違いです。


・・・それでは、以上についてどう考えるべきでしょうか。


食料安全保障問題に対する反論には、大きくいって次の三つのタイプがあります。


第一は、国際分業至上主義ないし効率万能論です。


食料は安ければ安いほどいいし、そのためには効率の悪い国内農業はなくても構わないという、きわめてドライな国際主義です。


こうした議論は、日本では一時、財界などで強く唱えられたことがありましたが、最近ではやや下火になったようです。


その理由は単純です。


肝心の工業部門でこうした素朴な国際分業論が完全に行詰ってしまったからです。

« 農業の国際化 2 | メイン | 農業の国際化 4 »

About

ひとつ前の投稿は「農業の国際化 2」です。

次の投稿は「農業の国際化 4」です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り