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2011年01月 アーカイブ

都市づくりとイメージ 2

新木場から有楽町線沿いの地域では、大規模な工場用地を転換させながら、いろいろのタイプのオフィス街・商店街・住宅街が軒を並べて姿をあらわしてくるでしょう。


センスの良い街だといわれている、青山通りと似たような感じの街も生れてくると思います。


民間主導によるカラフルな市街地が連担してくると、13号地に東京都がオフィスをつくっても、都心の企業がそこに行くかどうかが問題になってきます。


やはり地下鉄を降りてすぐのところにオフィスがあり、地下鉄に乗れば10分で築地や有楽町に行ける場所の方が若いサラリーマンには好まれるでしょう。


13号地のように、新交通システムに乗ってトコトコと東京港横断橋を渡ってやっと新橋にたどりつき、さらに他の遊ぶ場所にゆくにはまた乗り換えなければならないとなると、サラリーマンにとっては一苦労です。


有楽町線沿いのオフィス街やマンション街の展開、レジャー施設の展開の方が、小粋で洒落ていて、小回りもききます。


オフィス床の分量はそんなに多くはないとしても、面白い街を早くつくる利点は有楽町沿いの再開発のほうにあるようにみえます。河成鎮次氏によると、またそういう意識で有楽町線沿いの企業がその土地の有効利用を積極的に考えると、東京湾の東側がつまらない埋立地から魅力のある市街地としての埋立地に再生されるようになります。


ところで非常に難しい問題が一つ残っています。


それは東京港の港湾区域のなかに廃棄物を捨て続けなければならないという問題です。

都市づくりとイメージ 3

今、東京港の13号地先でゴミを埋め立てています。


ここの埋め立てはもうじき限界にくるといわれています。


しかし東京のゴミ処理は今後も続けなければなりません。


これからもゴミは出るからです。


その他に、今のようにたくさん建物をつくれば、敷地で土を掘ったり、古い建物を取り壊したりした結果生じる、建設残土や建築廃材をどこかで処理しなければなりません。


厚生省は東京が吐き出す廃棄物を東京湾のなかで処理しなければならないということで、フェニックス計画と称して、どこかに埋立地をつくろうと考えています。


国が考えているのですから、かなり壮大な規模の廃棄物処理場になります。


東京港や千葉港などの縄張りをこえてどこかにつくられるでしょう。


しかしこれについては千葉県が猛烈に反対していますから、当面東京都は東京港のなかに、自分の責任で廃棄物を処理する場所を獲得しなければなりません。


したがって13号地のさらに沖合の、中央防波堤の外側にもう一つゴミ処理用の埋立地を考えざるをえなくなるのです。


つまり今のゴミでできた島の向こう側にもう一つ囲いをつくって、そこに生ゴミやゴミ焼却炉から出た残りかすを捨てる場所をつくるということです。


そうなると、13号地に立派なテレポートや国際的な金融センターやファッションセンターができても、依然としてゴミや廃棄物を積んだトラックが13号地を延々と通るということが続くでしょう。

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