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2010年07月 アーカイブ

金融にとらえられた資本主義

資本の核心部には、2つの著しい変化が見られました。


1つの変化は、現存の世界的寡占の形成を支配した集中化を所有の領域において反映した集中化です。


この集中化は、とりわけサービス活動における将来の寡占を用意しました。


もう1つの変化はそれは予測しがたいものであり、まったく斬新で、将来的に不確実なことであるがゆえに、おそらくもっとも興味深いものでありますが、多少とも重要な、しかしおびただしい数の個人的帝国の出現です。


この10年のあいだに、OPA、民営化、「生産構この再編をきっかけとして新しい個人的資本家が現れてきました。


これらの個人的資本家は急速に消え去ることになるのか、それともこれらの個人的資本家はとりわけヨーロッパにおいて、かつて消滅するか、あるいは手品をかけたように目立たなくなった家族資本主義の潮流をふたたび強化することになるのか・・・。


これを知るのはまだ早急にすぎます。


「新興の企業」の最近の世代は、独自な染色体をもっています。


その染色体のささいな長所は速度が速いということにあります。


19世紀の家族資本主義は、何人かの義理の娘や娘婿に支えられた父系制から構成されていました。


近年、金融の操作が10年足らずで家族資本主義を生み出しました。


金融にとらえられた資本主義 2

料理には、いつも同じフォン(ソースや煮込みの下地に使う出し)が使われます。


とりわけ銀行からの組織的な借り入れというフォンが、それである。


かくして1990年代の初頭に、トリュンプ氏は32億ドルの負債を負いました。


これは3億7000万ドルの金融費用に相当します。


A・ボンド氏の負債はもっと多かったのです。


彼は55億ドルの負債を抱えました。


これは毎年6億ドル以上の金利負担を意味します。


あきらかにメディア化されたこの2人の人物は、奇跡的な、疑う余地のない成功を体現していました。


かれらは今日では破産しつつあります。


熱心な読者層を『フォーチュン』に引き寄せている億万長者の番付から消え去ってしまいました。


バブルがはじけるためには、銀行が前方逃避をやめるだけで十分だったのです。

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