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2010年06月 アーカイブ

ミレニウム/ビギン

60年代前半からLAポップ・シーンでインサイダーとして活躍してきたヴォーカル・アレンジの天才カート・ベッチャー率いるミレニウムが68年7月に発表した唯一のアルバム。

ベッチャーとキース・オルセンとの共同プロデュースによるもので、7人の正式メンバー以外にもダグ・ディラード、レッド・ローズ、パット・シャナハン、ジェリー・シェフらが演奏に参加している。

テープの逆回転などのギミックを駆使しながら十八番のヴォーカル・ハーモニーをフィーチュアしたソフト・ロック・サウンドはマジカルな驚きに満ちている。

ミレニウム/ビギン 2

サイモン&ガーファンクルの「ブックエンド」に続いて16チャンネルで録音された史上2枚目のアルバムであり、当時、CBSが最も金をかけたアルバムだとも言われているが、まったく売れなかった。

だが、同業者や評論家の評価は高く、モノラル録音のダイナミズムをステレオ録音で再現した最初のアルバムという声もある。

ミレニウムのデモ・テープなどを基にベッチャーとゲイリー・アッシャーがオーヴァーダブを重ねて作り上げたサジタリアスのアルバム『プレゼント・テンス』と共に60年代末のLAポップ工房の創造性と先進性を証明するソフト・ロックの名盤だ。

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